文責:クロキリ
雪崩に巻き込まれたら死ぬかもしれない。死ぬ確率を下げるためには
・雪崩に会わない
・雪崩に巻き込まれた時脱出/救出する術を身につける
死にたくないので上記の技術を訓練で獲得し上達させなきゃ、である。
12月の初週末に雪崩捜索練習を行った。
冬山を想定しているので雪が多く且つ安全なところに行きたい。
旭岳スキーコースに行きたかったのだがまだオープンしてなかった。
ので、定山渓の国際スキー場に行った。2日かけて旭岳でやる予定だったので宿泊道具を用意していた。せっかくなので前泊することにした。
我らがミニキャブ
スベアストーブで湯沸かし
国際は客が大入りだった。むかつく。
皆が皆リフトに向かう一方、我々は駐車場の裏手で雪崩に巻き込まれた想定の救出訓練を行う。
暖冬で雪がない
一年ぶりの雪崩捜索用具の使い方の確認程度で終わってしまった。
※雪崩捜索のための三種の神器
・ビーコン:いわゆる発信機。冬山に入る際は必ず身につける。埋まった人の大まかな位置を探る。
・プルーブ:ゾンデとも呼ばれる、組み立て式の長い棒。ビーコンで大まかな位置を特定したらこの棒で雪をつついて探す。
・スコップ:実際に掘り出すためのもの。しまり雪、氷から掘り出すためにも金属製でなければならない。
道具の使い方を知っていても意味がない。完璧に使いこなせたとしても死亡のリスクはつきまとう。今後何回か繰り返し訓練を行う必要がある。
次にリフトで山頂駅まで行って弱層発見テストを行う。
雪崩の原因の一つは弱層(剪断強度の弱い箇所)の破壊である。斜面の雪から雪柱を切り出し雪の層を確かめる。しかし山頂駅でも積雪が120cm程度。もう少しないと良いテストができない気がする。
スキー客の傍ら雪面を掘る
ボーダーの横で怪しげなキスリングのシルエット
今後も死なないために技術向上に努めましょう。
終わり the end Fin.
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