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コロナ紀元後1年 (1 AC) の新歓活動(世界でたった一人のキミへ)

  2020 年 1 月、前代未聞の新型ウイルスが世の中に姿を現す。 その後、人類が反応しないうちに世界中に蔓延し、「コロナウイルス (Coronavirus) 」という単語を誰もが畏れるほど名を広めた。過去には中世紀の黒死病や、世界大戦時にもスペイン風邪などあったが、今回の「コロナショック」はグローバル化が著しく進む現代だからこそ起こったことである。人と人とのつながり、経済・貿易、増して政治まで、今まで灰色のサイ( Gray Rhino ※普段はおとなしいが一旦暴走し始めると爆発的な破壊力を持つことの比喩)として存在していた弱点たちの逃げ場がなくなるほどだった。学者たちは、 2020 年をコロナ元年、それ以前をコロナ紀元前( before coronavirus, BC )、それ以後をコロナ紀元後( after coronavirus, AC )と呼んだ。   しかしそんな時代の中、人々は前進する足を止めなかった。 今までオンライン授業・リモートワークをやったことがない国々や団体も、次々と技術を進めさせ、人々を遠隔でも繋がるよう「関係を再接続」した。バーチャルの世界はいつか現実に近づくとここ数年絶えず予言されていたものが、コロナによって一気に加速し、多くのネット上の人物設定が限りなく現実の本人と等しくなってゆく。 また、マスクが売れ切れていた。 N95 マスク(米国労働安全衛生研究所の規格に合格したマスク)どころか普通のマスクも手に入らないところ、全世界各地にて新しいスタイルのマスクを研究し発売する店が次々と現れた。現在のマスクは洗って繰り返し使用できる日常品だけでなく、色や形質を選べる一つのファッションでもある。今年の ベストセラーはマスクに違いない。     ほらあ、コロナの時代も、ちゃんといいことある。     そんな時代を乗り越えてきた我々である。 これを読んでいるキミも、探検の足を止めないでほしい。   探検とは何だろうか。 これは探検業界内にて未だに議論され続けている議題である。「探検」は動詞でも名詞でもあるし、形の上の言葉でも形の下の言葉でも有りうる。 10 人に聞ける 10 個の回答を得ることもある。永遠に語られるからこそ、探検には、生も...