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2018.12.7 洞窟クライミング調査

                                        文責:OGK なぜOGがブログを書いているのか… それは北海道の洞窟人口が少なく、北大探検部しかいないからです。 洞窟をやるためには北大探検部とともにあるしかないのです現状。 ということで2018年12月7日、とある町の洞窟にクライミング調査に行ってきました。 今回の調査は実は第二回目。 一回目は2014年11月下旬に行われましたが大きな成果は得られず。 その後技術不足・装備不足のため調査は行き詰っている状態でした。 今回は知人のクライマーたち協力のもと、上部の調査を行うことが出来ました! 感謝…。 一回目の登攀 足がながーいのでほいほい登っていきます。 天頂部にはボルトを打ち込みロープを張ります。 ホール北側天頂部 なんか グアノ(コウモリの糞)めっちゃある し、なんか 続いてる …。 奥に進むには手前に積もりまくっているグアノをどかすしかない… ので今回は保留。次回調査時に園芸スコップを携えて突入します。 二回目の登攀はホール南側。前回(2014年11月)と同じ箇所を登ります。 上部は隣の小ホールと接続していてかなり 広い! ルート整備もしてくれた 天頂部には 素晴らしい二次生成物の世界 がありました。 北海道の洞窟でこれはなかなか 珍しい ことです。 石筍やつらら石、ノッチの世界が奥まで続く 今回の調査はここまで。 ちなみにこの先は土砂体積により人間は通行止めでした。 今後は測量調査と写真撮影の後、洞窟学会が年4回刊行しているCJ(ケイビングジャーナル)に投稿予定です。 こうご期待! 久しぶりに大興奮の活動となりました。 協力してくれたみなさんに感謝。 これを機に穴の世界に引きずり込みたい…と画策中( ̄▽ ̄)

12/9 雪崩捜索練習

文責:クロキリ 雪崩に巻き込まれたら死ぬかもしれない。 死ぬ確率を下げるためには ・雪崩に会わない ・雪崩に巻き込まれた時脱出/救出する術を身につける 死にたくないので上記の技術を訓練で獲得し上達させなきゃ、である。 12月の初週末に雪崩捜索練習を行った。 冬山を想定しているので雪が多く且つ安全なところに行きたい。 旭岳スキーコースに行きたかったのだがまだオープンしてなかった。 ので、定山渓の国際スキー場に行った。2日かけて旭岳でやる予定だったので宿泊道具を用意していた。せっかくなので前泊することにした。 我らがミニキャブ スベアストーブで湯沸かし 国際は客が大入りだった。むかつく。 皆が皆リフトに向かう一方、我々は駐車場の裏手で雪崩に巻き込まれた想定の救出訓練を行う。 暖冬で雪がない 雪が少なくて殆ど訓練にならない。畜生。 一年ぶりの雪崩捜索用具の使い方の確認程度で終わってしまった。 ※雪崩捜索のための三種の神器 ・ビーコン:いわゆる発信機。冬山に入る際は必ず身につける。埋まった人の大まかな位置を探る。 ・プルーブ:ゾンデとも呼ばれる、組み立て式の長い棒。ビーコンで大まかな位置を特定したらこの棒で雪をつついて探す。 ・スコップ:実際に掘り出すためのもの。しまり雪、氷から掘り出すためにも金属製でなければならない。 道具の使い方を知っていても意味がない。完璧に使いこなせたとしても死亡のリスクはつきまとう。今後何回か繰り返し訓練を行う必要がある。 次にリフトで山頂駅まで行って弱層発見テストを行う。 雪崩の原因の一つは弱層(剪断強度の弱い箇所)の破壊である。斜面の雪から雪柱を切り出し雪の層を確かめる。しかし山頂駅でも積雪が120cm程度。もう少しないと良いテストができない気がする。 スキー客の傍ら雪面を掘る  終わったので遊ぶ。やはり人が多いのが気になる。それなりに楽しんだが人のいない山に行きたい。 ボーダーの横で怪しげなキスリングのシルエット 今後も死なないために技術向上に努めましょう。 終わり the end Fin.

11/23〜25 ババの100kmハイク

100キロハイクに行ってきました                      活動日:2018/11/23~25             文責:ババ                               こんにちは。一年目の馬場です。遅くなりましたが100キロハイクに行ってきたのでその報告をします。100キロハイクとは北大探検部で新人に課される課題で、これを終えない限り仮部員のままです。仮部員のまま卒部する人もいます。テキトーだなぁ…。この伝統は公認時代からあるそうですよ。 11月23日  8:00  前日に雪が降り、積もっていたがそれもまた一興と思い予定通り札幌の部室 を出発。余市を目指します。               札幌-余市間を往復すると大体110キロ強で す。「100キロハイク」といいますが、念のためそれ以上歩いておこう、ということらしいです。みんな大体余市まで行きます。                       この時はまだ写真を撮る余裕があった… 12:00  銭函でコンビニに立ち寄る。 よかった!自動ドアじゃない! 100キロハイクのルールとして「車輪」を使ってはならない、というものがあります。なので自転車が落ちていても乗ってはだめで、自動ドアも禁止です。まぁ、ほかの客が通った時に一緒に入る、という裏技もあるそうですが…。 14:00~15:00  道に迷う  銭函を過ぎたあたりで道に迷いました。線路をたどったのがのが良くなかったですね。いつの間にか道が消えてました。結局、小川をさかのぼってエスケープ。疲れた。 何やってんだ俺は… やっと道に出た 17:00   小樽で牛丼を食べる。 まぁ、きれい。 24:00  余市駅着。中で寝る。 24日  6:00   余市駅発 14:00  小樽に戻り、銭湯でまったりする。 19:00  朝里付近で差し入れが来る。  100キロハイクには差し入れという悪しき風習があります。普通の食料や飲み物もあるにはあるんですが、それに加えて運ぶのが面倒なものがやってきます。僕の同期の石川はギター、マルちゃんは麻雀テーブル、聞くところによると、過去タイヤや

12/1 地獄の耐寒訓練

文責:まる 活動日 12月1日(土) メンバー ナショナル(3)、ヒロポン(2)、ババ(1)、しまぶー(1)、石川(1)、まる(1)、豊田(1) 活動内容 遭難対策システム、耐寒訓練 活動中のメンバーが遭難した時、札幌にいる他の部員達には迅速な対応が求められます。その対応の練習が遭難対策システム訓練です。自由度の高い探検部で 必須参加 となっている訓練の一つです。対応の遅れが生死に関わる可能性があることを肝に銘じ、皆真剣に取り組みます。 頭を使うのでとても疲れる 午後は耐寒訓練です。 日帰りなどの山行で何らかの理由で緊急避難的に野宿をすることをビバークと言います。探検部では例年秋(北海道では10月)頃にビバークの練習を耐寒訓練という名目で行います。しかし今年は雪の降る12月に行いました。耐寒訓練のルールは日の入りから日の出まで、日帰り山行の装備でビバークを行うこと。すなわちテントや寝袋の使用はルール違反となります。この訓練も履修必須なので嫌々ながらも行いました。 ツェルト(簡易のテント)は必須アイテム 皆ツェルトに入って身体を寄せ合っていましたが、ベアグリルズに憧れている僕は一人外で寝ることに挑戦しました。 オリジナルのベッド(もれなく松の香り付き) 冬眠前のくまさんに怯える 持ってたミカンが凍るほどの寒さの中、一時間半ほど寝ては起き感覚を失いつつある足を温めるを繰り返します。ついに耐えかねて、たき火を起こそうと何度も挑戦しましたが火が付くのは白樺の樹皮だけ。 歩いたり歌ったりすることで何とか体を温めました。 日の出を今か今かと待ち望むことおよそ12時間、暗い山中にお迎えの車のライトが光りました。僕には神の光に思えました。 長い夜が明けた   車に乗るなり皆爆睡。体が温まっていくのがよく分かりました。 またやりたいかと聞かれたら素直に頷けないですが、持ってたミカンが凍るほどの寒さの中、ツェルトを使わず4時間ほど寝れたという成果が得られた良い活動でした。 来年はもっと早い時期にやろ。    

11/4 尻別川下り

1年の豊田です。活動の記録を電子媒体に保存することは僕も非常に重要であると考えます。よろしくお願いします。 活動日  11/4(日) メンバー L:クロキリ(3) SL:名人(3) ギザギザ(6) まる(1) ばば(1) 豊田(1) 内容   川下り 僕にとって3度目の川下りとなった今回、非常に早い5:30集合。日曜日は学生会館で朝ごはんが出ず、早起きしても惜しくない。名人さんが遅刻したが、時間にはまだまだ余裕がある。 羊蹄山がきれいに見えた 川付近に着いてスカウティング(下見)。今回の最難関ポイントである二股の瀬に向かった。付近の道は狭く、何度かUターンの後、到着。 スカウティング はげしい そしていざスタート地点へと思いきや、車の一台、インプレッサ君が泥にはまる。方向転換や牽引を試みても失敗。泥をどけ、後ろから押すことでなんとか脱出。結構な時間が経ってしまい、もう活動を終えたような気もした。 ごっつんこ 下る。 水量も十分で、二人乗りのダッキーにも乗せてもらえた。自らの漕ぐ力が反映されるというのは、練度を問わず達成感が得られるものである。乗るとき落ちたけど。 楽しそう 動画からの切り抜き 流されるも無事だった トラブルもあり時間は掛かったものの、ゴール地点でのひとときは格別だった。 寝た 帰路にて、飛んできた雪玉を撮影できた。うれしい。 なお、避けるのに失敗した模様 教訓を得ることができたという点で、経験が少ない自分にとっては特に意味のある活動だったように思う。 ありがとうございました。

10月14日 秋の千歳川下り

はじめまして 1年のまるです。今回の活動以降、出来るだけこのブログで活動紹介をして行きたいと思います。 約2年ぶりに投稿を再開する目的は3つ。一つは、 記録を紙媒体だけでなく、便利なネットにも残す こと。二つが、 探検部についてもっと知ってもらい部員を確保 すること。そして最後が節約志向の我々に救いの手を差し伸べてくれる スポンサーの獲得 です。 ただしこのブログの投稿や目的に関しては、ほぼ僕の独断で行なっていることなので他部員と話し合ったりして変えるかもしれません。 それでは早速、活動報告をしていきたいと思います。 文責:まる 活動日  10月14日(前泊あり) メンバー  L:黒霧(4)、SL:まる(1) 、装備:ナショナル(3)、しまぶー(1) 活動内容   千歳川をラフト、筏で下る  鮭を釣る(ただし海で) 僕にとっては2ヶ月ぶりとなる千歳川下りに行ってきました。 活動日は朝早くから行動する為に、前日は支笏湖の近くで前泊しました。かなり寒いですが、星の流れる満天の星の下、焚き火の横で寝るのは最高のひとときです。   火に当たるメンバー 何を思っているのかとても気になる 翌朝、早くから出発しようとしますが、南国出身のしまぶーはとってものんびり屋さん。まるで陽を浴びていないトカゲのように動こうとしません。 そこから車でおよそ一時間、川下りポイントにやってきました。全員でスカウティング(危険な箇所がないかを現地で確認すること)を行い、ナショナルさんが前日に1人で組んだ筏を確認しました。が、筏はすでに組紐が緩みかなり不安。 スカウティングの様子 既にガタガタな筏 筏で下るのは特に流れの穏やかな区間、そこまではラフトを使います。 諸々の準備を整えいざ出発。 空気入れの様子 水は相変わらずとても綺麗ですが、植物のエネルギーを感じた夏とは違って、落ち着いた赤や黄色が岸を彩っていました。 紅葉シーズンの千歳川 また、鮭の遡上シーズンなこともあり、水中にはほっちゃれ(産卵を終えた鮭)の亡骸が沈んでいました。ただこれを捕獲すると犯罪になるとのことなので、注意。 ラフト下りは特に難なく終了。ここからは、心配だった筏の出番です。 案の定、筏は水の流れをもろに受け、組んで